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給油業務

給油業務

空港における地上勤務職“グランドハンドリング”というお仕事の中で、当社は航空機へ燃料を給油する業務を請け負っています。イメージとしては、ガソリンスタンドでの車への燃料給油の、空港と飛行機版のようなお仕事です。

大きな違いとしては、空港での航空機への燃料給油を行える人間は、全国でも1100人程しかいないと言われており、この業務を行えるようになるには、様々な知識や技術、資格が必要であり、当社では1人前のスタッフになるまでおよそ1年間の訓練期間設けている、という点です。では、航空機への給油業務とはどのようなものか、給油作業のかかる流れについて、簡単に説明します。

給油作業の流れ

01給油前準備

給油前準備として、各作業員が担当を割り当てられた、フライトに関する各種情報(機番・燃料搭載量・スポット・到着時間等)を航空会社のインフォメーションモニターから確認します。

02乗車前車両点検

給油車両に乗車する前に、使用する車両に異常がないか、乗車前点検を行います。

03航空機への車両進入

給油車両に乗車し、担当する航空機が駐機するスポット(駐機場)へ向かいます。航空機の種類によって異なりますが、翼下での給油もしくは、機側での給油となります。翼下での給油の場合、エンジンと近い場合もあり、運転者の腕の見せ所です。

04給油作業の準備

給油車両を規定の位置に停車させたのち、給油機材のセットを行います。機材準備中も、燃料の漏れがないかを念入りに確認しながら、丁寧に準備します。給油機材のセット完了後、航空機の操作パネルも異常がないかを確認し、搭載量をセットします。

05給油

搭乗客の降機が完了したら、指揮室のコントローラーと無線で搭載量の相互確認を行います。相互確認後、航空機のバルブスイッチをOPENしたら、いよいよ給油開始です。

06給油後の確認

航空会社からリクエストがあった数量の給油が終わると、給油レシートの作成をします。一部空港では、電子端末による電子サインとなっています。コックピットで、運航乗務員/整備士に搭載量を確認していただきます。

07撤収

運航乗務員/整備士にサインをいただいた後、給油機材の航空機から取り外し、燃料漏れや遺留品がないことを確認し、航空機の機側から退去します。